令和4年度「取手市心からみんなにすすめたい一冊の本推進事業」のご報告
「取手市心からみんなにすすめたい一冊の本推進事業」は、県内で初めて導入された「学校図書館-市立図書館連携事業」(サービス名称「ほんくる」)の活用を促進し、子どもたちが多様な本と出合う機会を増やすこと、読書意欲の向上を図ることを目的とした事業です。令和4年度は公立小中学校の児童・生徒を対象として、以下の事業を実施しました。
学年代表の「みんなにすすめたい一冊の本」を紹介
1.「ほんくる」の使い方を学習する
2.一人一人が「みんなにすすめたい一冊の本」を選び、「おすすめカード」を作成
3.各学校で、学年代表の本を決定
●各学校の代表本は「取手市心からみんなにすすめたい一冊の本」をご覧ください
●各学校の最寄り図書館でも、代表本と「おすすめカード」を展示し、市民との交流を図る(展示は終了しました)
4.代表本を読んだ人が「よんだよカード」に感想を書き、市立図書館または学校図書館に提出。「よんだよカード」は代表本を紹介してくれた本人にお渡ししました。
中学生対抗「心からおすすめしたい本紹介動画」を作成
中学1年生・中学2年生を対象として参加者を募集し、自分がおすすめしたい本を5分間で紹介する動画を作成しました。動画の視聴者には、いちばん読みたいと思った本に投票してもらいました。
1.立候補した中学1年生、中学2年生が動画で心からすすめたい本の魅力を紹介
2.動画を見た中学1年生、中学2年生が、いちばん読みたいと思った本に投票
・最優秀賞 『風に恋う』額賀 澪/著 文藝春秋
・優秀賞 『どこよりも遠い場所にいる君へ』阿部 暁子/著 集英社
・優秀賞 『探偵はもう、死んでいる。』二語十/著 KADOKAWA
・優秀賞 『鉱物・岩石入門』青木 正博/著 誠文堂新光社
・優秀賞 『小説君の名は。』新海 誠/著 KADOKAWA
・優秀賞 『死にたがりの君に贈る物語』綾崎 隼/著 ポプラ社
家族部門
児童とその家族が同じ本を読み、一緒に「おすすめカード」を作成する部門です。
1.「うちどく絵本リスト」に掲載されている絵本のうち5冊を読み、特におすすめの1冊を選ぶ
2.児童と家族がそれぞれ「おすすめカード」に紹介文を書く
3.おすすめカードと「うちどく絵本リスト」に掲載されている絵本を藤代庁舎エントランスに展示しました(展示期間:令和5年1月5日から1月31日まで)
その他
本事業は、文部科学省総合教育政策局地域学習推進課の「令和3年度『学校図書館の活性化に向けた調査研究』」の研究委託を受けています。