うちどくにおすすめの絵本を紹介します(2023年10月)
こんにちは。図書館からのお知らせです。
読書の秋がやってきました。
10月23日は取手市子ども読書の日です。家族でうちどくしませんか?
【今月の絵本】
今月は「このあとどうなる?!」から「おちゃのじかんにきたとら」を紹介します。
▼『おちゃのじかんにきたとら』
ジュディス・カー/作 晴海 耕平/訳 童話館
ある日、ソフィーとお母さんがお茶の時間にしようとしているときに、とらがやってきました。とらはていねいに「ごめんください。ぼく とてもおなかが すいているんです。おちゃのじかんに、ごいっしょさせていただけませんか?」と言いました。
そして、二人と一匹のおかしなお茶会がはじまったのです。
このお話のおもしろいところは、ていねいに話すとらの大胆すぎる行動です。普通はびっくりするようなことをたくさんするのですが、ソフィーもおかあさんも普通に受け入れています。とらの世界では常識なのでしょうか。とらの行動やソフィーたちの反応が面白いおはなしです。
【ネコ科つながり?と思いきや…】
▼『ライオンをかくすには』
ヘレン・スティーブンズ/作 さくま ゆみこ/訳 ブロンズ新社
ある日、一頭のライオンがまちにぼうしを買いにやってきました。しかし、まちの人はライオンを怖がって追い出してしまいました。ライオンは少女アイリスと出会い仲良くなります。アイリスはあの手この手でライオンを隠そうします。パパやママがライオンを見たらびっくりしてしまいますからね。果たしてアイリスはライオンを隠しきることができるのでしょうか。
▼『おばあちゃんからライオンをかくすには』
ヘレン・スティーブンズ/作 さくま ゆみこ/訳 ブロンズ新社
あれから一緒に暮らすようになったアイリスとライオンに再びピンチが訪れます。アイリスのおうちにおばあちゃんがやって来ます。ライオンをみたらおばあちゃんが腰を抜かしてしまうかもしれません。アイリスは再びライオンを隠そうとします。でも、おばあちゃんの荷物はかなり大きくておばあちゃんにもなにかひみつがありそうで……?
この2冊は同じシリーズになっています。このシリーズに登場するライオンの愛読書は「おちゃのじかんにきたとら」です。もしかするとライオンはあのとらの自由さにあこがれていたのかもしれませんね。
■「うちどく絵本リスト」もご覧ください。63冊の絵本をテーマ別にご紹介しています。
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■「よもっと」は幼児向けのうちどくおすすめ絵本通信です。2カ月ごとに発行しています。