第2期とりで子ども司書講座を開催しました
令和4年8月24日(水曜日)・25日(木曜日)に「第2期とりで子ども司書講座」を開催しました。この講座は、市内小学校の図書委員会に所属する5年生・6年生を対象としたもので、応募者のうち8名が図書館の仕事を体験しました。
講座の内容
【1日目】
館内ツアー
普段は利用者が入れない書庫や作業室に入って、図書館を探検しました。
3階書庫の様子を少しだけお見せします。見えないところにも本がたくさんありますね。
図書館の用語クイズ・司書の仕事
図書館でよく使う用語や、司書の仕事について学びました。司書はカウンター業務以外にも、本の修理、本の発注など普段見ることのない仕事がたくさんあることがわかりました。
本の分類
図書館の本を内容ごとに分ける日本十進分類法(NDC)について学びました。本に貼ってある背ラベルの数字は、一桁ずつ意味を持っています。クイズは少し難しい例をあげましたが、皆さん真剣に考えていました。
カウンターの仕事・書架整理・配架
接客の練習をしてから、カウンターで貸出・返却の手続きをしました。最初は少し緊張しながらも、利用者のかたへ丁寧に対応してくれていました。書架整理や配架も、慣れてくるとスムーズに進められるようになりました。
【2日目】
本の検索方法
本を検索する時に入力するキーワードの条件を考えました。検索はコツをつかむとより早く本を探せるようになります。「こんなキーワードでも本を探せるんだ!」と驚きの声がありました。
本の装備
持参した本にブッカーかけをしました。図書館の本はブッカーと呼ばれる透明なフィルムが貼られています。ハサミや定規を使いながら、慎重にブッカーを貼る作業をしていました。今回の講座の中でも特に「難しかった」という感想が多かった作業です。
レファレンス問題
レファレンスは調べもののお手伝いをする仕事です。今回の講座では百科事典を使って、実際にレファレンスの体験をしてもらいました。問題を解いた後も、百科事典を自由に読んで楽しんていました。
せっかくなので実際の問題を1つご紹介!
「クローバー(植物)の正式名称は?この正式名称の由来は?」
答えが気になったら図書館の百科事典をご覧ください。
電子図書館の使い方
電子図書館の使い方、特徴を学びました。本の内容を読み上げる機能があることで、文字を読むことが難しいかたも本に親しむことができます。電子書籍を興味津々な様子で見ていた姿が印象的でした。
認定証授与
2日間の講座を終えて、第2期子ども司書が誕生しました。名前入りの認定証を授与しました。子ども司書として、学校でも活躍されることを願っています!
ご参加いただいた皆様、講座にお申し込みいただいた皆様、ありがとうございました。
最後に実施したアンケートに寄せられた感想です。
- 司書さんのいろいろな仕事を知り、体験することができてとても楽しかったです。
- またこういうことがあったら行ってみたいと思いました。
- 楽しかったです。
- 将来、図書館司書になりたかったのでとても良い体験になりました。
- 中学生になってもこのイベントをやりたいです。
- 本をきれいに並べるのが大変だった。
- 図書館で働いている人は、すごく大変ということがわかった。
- カウンターの仕事は学校の委員会もそうだけど楽しかった。