うちどくにおすすめの絵本を紹介します(2019年5月号)
毎月23日は「取手市子ども読書の日」です。月1うちどく(家読)生活しませんか?
【今月のおすすめ絵本】
令和最初のおすすめ絵本は(初心に帰って?)、みんなが知ってる『ももたろう』です。「何をいまさら…」というつぶやきが聞こえてきそうですが、案外、絵本で読んだことのある人は少ないのでは?
最近は、「ももたろうにお供したのは?」に「いぬ、さる、とり」と答える子どももいるのだとか。(何が違うかわかりますか?)ストーリーをだいたい「知っている」からこそ、自分のイメージとの違いにつっこみを入れつつ聞き入る(読みふける)子どもたちも大勢います。
「どの『ももたろう』がおすすめですか?」という質問もよく寄せられます。今回ご紹介する松居直・文、赤羽末吉・絵の『ももたろう』は、文のリズム、絵の力強さ共に格別です。ももたろうのたくましさに、こちらまで、力がもりもり湧いてきます。
桃の旬はまもなく。その前に、お読み忘れなく!
(まつい ただし/ぶん あかば すえきち/え 福音館書店)
合わせて、『いっすんぼうし』『うらしまたろう』もどうぞ。「知っているようで知らなかった」と、目からうろこまちがいなし。
(いしい ももこ/ぶん あきの ふく/え 福音館書店)
(時田 史郎/再話 秋野 不矩/画 福音館書店)
【おまけ】
「絵本以外もすすめて欲しい」とのリクエストにお答えして、1冊ご紹介します。
★★★『しあわせの牛乳』
(佐藤 慧/著 安田 菜津紀/写真 ポプラ社)
「牛を牛らしく飼う!」という志を持ち、日本ではほとんど行われていない「放牧酪農」を実現させた、岩手県「なかほら牧場」の牧場長・中洞さんのノンフィクションです。夢のために、どんなことがあっても、自分の志を貫き通した中洞さんのたくましさたるや、ももたろう並!家族で話題が広がりそうな1冊です。
牛らしい牛から搾った牛乳、飲んでみたいなあ。(小学校高学年以上~大人向け)
まず★から。なれてきたら★★、★★★も!※2人以上で読むと楽しさが倍増します!
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