うちどくにおすすめの絵本を紹介します(2021年1月)
毎月23日は取手市子ども読書の日です。家族でうちどくしませんか?
「たったひとつの真の失敗とは、そもそも冒険をしようとしないことだ」
これは、100年前に南極大陸横断に挑んだシャクルトンの言葉。今月は『シャクルトンの大漂流』をご紹介します。
『シャクルトンの大漂流』ウィリアム・グリル/作 千葉 茂樹/訳 岩波書店
1914年、シャクルトンと勇敢な隊員たちは、エンデュアランス(不屈の精神)号で南極大陸横断へ乗り出します。船は、厚い氷に阻まれ立ち往生の末、破壊、沈没。 けれど、シャクルトン率いる全隊員はあきらめませんでした。 孤立無援になっても、希望を持ち続け、作戦を練り直し、ひとりの犠牲者も出さずに奇跡の生還を成し遂げたのです。
実話に基づくこの絵本は、子どもだけに読ませるにはもったいないほどの読み応えで、大人にはリーダー論としても読めるでしょう。 色鉛筆画の挿絵はユーモラスであり、自然の厳しさを激しくも描いています。
コロナ禍で、誰もが先が見通せない今、ご自宅で読んでみませんか?
・・・ところで、南極と言えばペンギン。ただいま取手図書館ではペンギン等の足跡でソーシャルディスタンスをご案内中。ご来館の際は、お足元にご注目ください。
【関連書籍】
『エンデュアランス号大漂流』エリザベス・コーディ―・キメル/著 あすなろ書房
『南へ エンデュアランス号漂流』アーネスト・シャクルトン/著 奥田 祐士/共訳 森平 慶司/共訳 ソニー・マガジンズ
『エンデュアランス号漂流』アルフレッド・ランシング/著 山本光伸/訳 新潮社
■図書館は開館しています。
図書館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を取りながら、通常開館しています。
■「うちどく絵本リスト」を発行しました
「うちどく絵本リスト」に掲載した絵本63冊を図書館で展示中。ぱっと見て、ぱっと借りられるよう、広くスペースを取り、在庫も複数ご用意しています。
■うちどくは、家庭で読書を通してコミュニケーションを図る取り組みです。
■絵本の読み聞かせ動画公開中!
ご家庭でもおはなし会の雰囲気を楽しめるように、絵本の読み聞かせ動画を公開中です。『きかんしゃやえもん』『ウラパン・オコサ』『じごくのそうべえ』『かにむかし』の4作品です。
■よもっと
「よもっと」は、幼児向けのうちどくおすすめ絵本通信です。2カ月ごとに発行しています。