うちどくにおすすめの絵本を紹介します(2019年11月号/ことばあそび)
毎月23日は取手市子ども読書の日です。月1回から、うちどく生活しませんか?
「子どもはおもしろいことばにすかさず飛びつく。その力は磨かないと消える一方だ。」と、ある本にありました。確かに、絵本『もこもこもこ』(谷川俊太郎著・文研出版)を親子向けおはなし会で読むと、子どもはケラケラ笑い顔、大人はフーン(何が面白いの?)顔になるなぁと思ったのでした。子どもとは、だじゃれのキャッチボールもいつまでも続きますね。
さて、今月はことばあそびの絵本をご紹介します。いっしょにケラケラ磨きましょ。ことば飛びつき力が消える前に。消えそうな方も!
まずレベル1から。なれてきたらレベル2、3も。2人以上で読むと楽しさが倍増します!
【今月のおすすめ絵本】
タイトルをもう一度。ぶた・たぬき・きつね・ねこ・・・そうです、そうです!しりとり絵本です。結末は、今の季節にぴったりですよ。〈レベル1〉
どのページから始めても、たーっぷり遊べますよ。「わたしねんねしたわ」(上から読んでも下から読んでも同じ!)、「よみちでよろけるよろいがよっつ」(全部「よ」がつく!)などなど。軽妙なイラストとことばとのマッチングが絶妙です。著者は先月お亡くなりになった和田誠さん。肩の力の抜けたイラストは「見たことある!」という方も多いかな。絵本だけでなく、村上春樹作品など多数の装丁も手掛けられている方です。〈レベル2〉
●『生麦生米生卵』 長谷川 義史/作 齋藤 孝/編 ほるぷ出版
15の早口言葉で、物語ができています。最後まで、口が回ってくれるかな?個人的には、3つ目「竹屋にたけ高い竹立てかけた」が言えなかった…。現役小学生に聞いてみました。私「早口言葉って知ってる?」、小学生「車掌さんって言って」、私「しゃしょうしゃん」。うむむ。〈レベル3〉
<おまけの本>
5年生のとりで子ども司書さんが「何度も何度も読んでいる大好きな本」と熱く教えてくれた本です。そんな話をしていたら20代の職員からも「ちょうど同じ頃、何度も読んだ。うちにある」と。読んでみたら…強くて、優しくて、友だち思いで、ちょっとの悲しみにくじけない番長・マコト、よかった!なりたい。
【おしらせ】
■「うちどく絵本リスト」ができあがりました。 うちどくにおすすめの絵本を、全部で63冊、「わらい」「おしえて!」など7つのカテゴリーに分けて紹介しています。 これまでのメルマガを見逃した方にもおすすめです。
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